認定雇用主就労ビザ(AEWV)に関する重要なポイント
- SOL New Zealand Immigration

- 6月3日
- 読了時間: 3分

以下は、ニュージーランドの**認定雇用主就労ビザ(Accredited Employer Work Visa:AEWV)**制度に関する日本語での説明です。
認定雇用主就労ビザ(AEWV)
AEWVは、ニュージーランドの主要な一時就労ビザであり、**認定された雇用主(Accredited Employer)**のもとで最長5年間働くことができます。
この制度の目的は以下のとおりです:
ニュージーランド国民がまず雇用の機会を得られるようにする
本当に人手不足や技術不足がある場合に、熟練した外国人の雇用を容易にする
雇用主の認定制度を通じて、移民労働者の搾取を防止する
すべての申請は、Immigration New Zealand(INZ)の Immigration Online システムを通じて行われます。
AEWVの申請プロセス
AEWVの取得には、以下の3つのステップがあります:
雇用主の認定(Accreditation)
求人審査(Job Check)
ビザ申請(AEWV申請)
1. 雇用主の認定
外国人をAEWVで雇用するには、雇用主がまずINZから認定を受ける必要があります。
2. 求人審査(Job Check)
認定後、雇用主はそのポジションに対する求人審査を申請します。ニュージーランド市民や永住者がその職に適していないか確認するために、求人広告を出す必要がある場合もあります。
3. AEWVの申請
求人審査が承認された後、外国人がビザを申請することができます。
このプロセスにはそれぞれ確認・審査があり、**認定後にもランダムまたは対象を絞った事後調査(Post-accreditation checks)**が行われます。
AEWVの審査と優先順位(2024年12月16日以降)
すべての申請は、**受付日順(古い順)**で審査に進められます。
申請が「Under Assessment」となれば、審査中であることを意味します。
優先的に審査される申請:
グリーンリスト(Green List)職種に関する求人審査およびビザ申請
雇用主の認定が6週間以内に失効する、またはすでに失効している場合
同一の雇用主からの10件以上の申請
ただし、早く割り当てられても、申請の内容の正確さと完全性が審査時間に大きく影響します。
申請時の注意事項
必要な情報・書類をすべて提出すること(例:無犯罪証明書、英語試験の結果など)
不完全な申請は処理が遅延したり、却下される可能性があります。
海外からの申請では、Job Token の有効期限が1か月以上残っている場合のみ追加情報を求められます。
延長を希望する場合は、できるだけ早めに申請してください。合理的かつ説得力のある理由がある場合に限り、延長が許可されます。
主な統計および制度変更(2025年5月19日時点)
AEWVの承認件数:148,813件
認定雇用主数:24,334社
AEWV保有者数:81,899人
2024年4月7日に発表された制度変更点:
ANZSCOレベル4および5の職種に英語力要件の導入
ほとんどの職種に最低限のスキルおよび職歴要件を設定
ANZSCOレベル4および5の職種では、Work and Incomeとの連携が必要
これらの職種における最大連続滞在期間を5年→3年に短縮
フランチャイズ型の認定枠の廃止
認定後の事後調査(Post-accreditation Checks)
全認定雇用主のうち、年間で約16%を対象に調査を実施します。対象は:
無作為に選ばれた雇用主
特定の職種・事業形態に絞った調査
サードパーティモデルを利用している雇用主すべて
苦情や通報が寄せられた雇用主
2025年5月19日時点で、4,509社に対して6,517件の調査が実施
7,112件の苦情がMBIEに寄せられました(すべてが事実確認されたものではありません)
82の雇用主に対して73件の調査が進行中
認定取り消し:855社、認定停止:152社
認定取り消し・停止の審査中:32社
不正があった場合には、認定が停止または取り消される可能性があります。決定は個別に、公正な手続きに則って行われます。



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